妊娠したらつわりやお腹が大きくなるので、生活や心にも変化が出ますよね。そのため、今後いつまで仕事をするのかは気になるポイントですよね。
- 休職・退職しますと言うのも勇気がいる
- 妊娠の話をしたら仕事を辞めさせられたらどうしよう
- 旦那さんの給料だけじゃ生活苦しいから仕事した方がいいのは分かるけど、赤ちゃんのことを考えると無理したくない....。
この記事を読み終わる頃には、妊娠中や出産後の生活のイメージや予めどんなことを考えておいたらいいのかが分かるようになりますよ。
妊娠中の仕事みんなはいつまでしてる?
妊活・妊娠・育児の悩みを解消する情報サイト「赤ちゃんの部屋」を運営する株式会社ゼネラルリンクが実施した「妊娠したときに仕事をしていたか」のアンケート調査によると、約4割の人が出産ぎりぎりまで仕事を続けていることが分かりました。
仕事を退職するタイミングでは、下記の割合が目安です。
時期ごとに数値に若干差はあるものの、大きな変動は見られず、体調やライフスタイルなどに合わせて退職している印象でした。
自分の中で仕事・生活・体など「何を」優先したいかを決め、その基準を持って決めていくことが大切かと!
妊娠・出産と仕事に関する法律のこと
妊娠中の仕事や出産・育休後の仕事どうしようかなと考えている方には、まず押さえておきたい法律や制度があります。
週数を重ねていくことで、つわりや腰痛などのツラい症状で仕事を休職・退職したい場合の対処法はもちろん、手当などのもらえるお金にも差が出てくるので生活面とかにも関わってくるので超重要ポイントです。
以下では、まずは最低限押さえておきたいポイントを簡単に解説するので、今後いつまで仕事をしたらいいのか、生活のためにも理解を深めておきましょう。
※引用サイト:厚生労働省公式サイト「労働基準法」「男女雇用機会均等法」「育児・介護休業法」より
妊娠中はいつまで仕事ができる?
妊娠中は出産予定日の42日前まで働くことが可能です。(※双子の場合は98日前)
そのため、体調がそれほど崩れない人は産休に入るまで働く人が多いです。
赤ちゃんのことを考えて早めに産休に入るのもありだし、働いている方が毎日充実している!と感じている方は働くのも全然ありだと思います。
正確な答えはありません!
ぜひご自分の軸で仕事を続けるのか、辞めるのか決めてみてくださいね。
出産後はいつから仕事ができる?
産後は原則、出産翌日から8週間は就業することができないと定められています。(※医師が認めた場合には出産6週間後から仕事復帰は可能)
妊娠中はこれまでの生活と異なり、本当に運動する機会が減ってしまうので、自分が思った以上に体力落ちてるんです!
出産当日〜翌日までは病院の看護師さんたちが赤ちゃんのお世話をしてくれるけど、2、3日目以降は自分がお世話をします。
かわいい我が子に癒されモードで顔がにやけますが、3時間おきの授乳・ミルクや夜泣きで寝不足気味に...。
なので出産後はのんびりするのがおすすめ。
産休を取得する条件はある?
基本的に産休を取得する場合、勤務年数や正社員・パートといった雇用形態といった条件などはありません。
私は当時、正社員で働いていましたが「つわり」がひどくて長時間働くのが辛かったのでパートにしてもらいました。
でも「パートでも産休に該当するのかな?手当もらえなかったらどうしよう?」と気になっていたポイントなので、産休が適用されるのを知り安心しました。
育児休暇はいつまで取得できる?
育休は「子どもが生まれてから1歳になるまで」取得できますが、最近では保育所に入れないなどの事由で1歳6ヶ月から2歳まで延長することも可能になりました。
かつて産休の対象は女性のみでしたが、男性も取得可能な制度ができました。でも、実際のところ、男性が育休をとる風潮は根付いていないから旦那さんが取るのは大変かもです。
出産には立ち会えるように配慮してくれる会社は多い印象があるので、その点はいいなぁと感じてます。
育児を取得できる条件は?
先ほど説明した「産休」とは違い、育休は取得するのにいくつか条件があるので下記を要チェック▼
- 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されている
- 子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる
- 子どもの2歳の誕生日の前々日までに、労働契約の期間が満了しており、かつ、契約が更新されないことが明らかでないこと
雇用期限がある契約社員・派遣社員の場合、取得が難しいケースがあります。そのため、現在の雇用形態を今一度確認してみてくださいね。
妊娠中に仕事をする際の注意点2つ
私自身、1人目妊娠中は子どもたちと接するお仕事を当時していたので、おんぶや抱っこ、激しい動きなどもしていたこともあり(自分なりには無理しないようにしていていましたが)妊娠10週で切迫流産気味になってしまいました。
もぉー毎日不安で仕方がなかったです。
体の負担よりもメンタル的なストレスの方が辛かったかも...。なので、重たいものや激しい運動はできるだけ避けるべきかと思います。
あとは、早めに上司に相談することですね。まだ安定期入っていないのに伝えるの何か気まずい...と感じてしまいますが、つわりがひどいと時は休ませてもらえるように相談もしやすくなりますよ。
定期的な妊婦健診に行くことも考えると早めに伝えておくのがおすすめです。何も伝えないまま休みが続くと「また休み?」と不信感を抱かれてしまいやすいかと。
会社も自分もお互いに気持ちよく仕事をしていく上では大事なことだと思います。
【実体験】私が妊娠中に仕事を続けた理由
切迫流産を乗り越え安定期に無事入りましたが、妊娠後期入ってすぐに次は切迫早産になってしまいました。
でも、仕事をお休みしたらその分お給料が減るし、辞めたら産休・育休手当がもらえないので必死でした。
結果、勤務時間を減らしたので妊娠中のお給料は下がってしまいましたが、産休・育休手当はちゃんともらえました。感涙
やっぱり手当があるのとないのでは生活への余裕が違います。
もし、生活面のことを考えてると不安な方は無理せず妊娠ギリギリまで働くのがいいのではと。(無理のない範囲で重要!)
【FAQ】妊娠中にこんなこと起こったらどうしたらいい?
産休・育休以外にも、妊娠中の仕事や生活スタイルといったこともイメージがわかないと不安ですよね。以下では、妊娠中に気になるあれこれや対処法などをまとめたので、ぜひ読んでみてくださいね。
妊娠中仕事行きたくない....
当時、つわりや腰痛もひどかったし、通勤時間やサボり癖などなど。あらゆる要因が重なり、ほんとーに仕事行きたくなさすぎてメンタルしんどかったです。
でも、生活や将来のことを考えると仕事をするのがベストだと思い、色んな乗り越え方法を実践しました。
次の記事で乗り越え方法を紹介していますので、今まさに「仕事行きたくない...」と悩んでいる方は合わせて読んでみてくださいね。
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切迫流産と診断されたから仕事休みたい...
切迫流産となった場合、赤ちゃんとママのためにも安静を第一に休暇を取る、休職すると選択する方が多いですね。
切迫流産と診断されたにもかかわらず、仕事が繁栄期だったり、上司が苦手でなかなか伝えにくいと言う人もいるでしょう。
代わりの人が見つからない場合、自分が休むと会社に迷惑がかってしまうと考えちゃいますよね。
今はメールやラインといった便利なツールがあるので活用しても全然ありかと。
後悔しないためにも勇気を出して伝えてみてください!
立ちっぱなしの仕事がキツい
妊娠中気になってくると、お腹も大きくなったくるので歩くのも大変!とくに、立ちっぱなしの仕事は
腰がツラい!!涙
自分ができると思えるなら続けて大丈夫ですが、 少しでも「疲れたな」と感じたら椅子に座るた方がいいです。
職種上、座ることが難しい場合には上司に妊娠中であることを相談し、立ち仕事の少ない業務にできないか交渉してみてくださいね。
はやく産休に入ることはできる?
体調が良くない場合は規定よりも早めに産休に入れますが、産休は法律で定められているので、前倒しにすることはできません。
ですが、下記3つの方法で早めに産休に入ることはできるので、万が一の時に備えて押さえておきましょう!
- 有給休暇を利用する
- 傷病休暇を利用する(医師による診断書必要)※
- 欠勤(医師による診断書がない場合)
※傷病休暇は病気やけがで働けなくなった際に適用されるものですが、医師による診断書があれば妊娠中でも利用できます。いくつかの条件はありますが、最長1年6ヶ月の間傷病手当金を受け取ることも可能です。
妊娠・出産で収入はどうなる?
産休・育休の規定まで仕事を続けていれば、1年の間、育休手当が支給されるので生活の足しにできます。(もしくは最大1年6ヶ月)
しかし、現状の生活にゆとりができても手当が支給される期間は限られているので、育休後ののことは妊娠・育休中にぜひ考えておきたいところ。
育休明けに仕事を続ける場合、家族が増えても月収は足りるのか、フルタイムでは働くのは現実的じゃないとさまざま感じることはあるでしょう。
今の段階で「仕事」と「生活」どちらを優先したいのかを決めることが大切です。
育休後も仕事を続けていきたいなら早めに保育園やベビーシッター、病児保育などを探すことは大切です。
反対に、子どもとの時間を優先したい場合には雇用形態を変えてもらったり、就業形態や時間に柔軟に対応してもらえる会社へ転職したりといった対策が早めにできます。
仕事量を減らすと言うことは「収入も減る」と言うことです。生活が苦しくなりそうな場合には"どこから生活費を補充するのか"なども考えてみてくださいね。
まとめ|妊娠中に働き方を見直しておこう
今回は、妊娠中はいつまで仕事をするのか問題と合わせて働く際の注意点や将来に備えて考えておくべきことを解説していきました。
私は生活が苦しかったので産休ギリギリまで仕事を続けていおかげで手当をもらうことができたし、育休手当が支給される期間が終わった後のことを考えて働き方を見直したおかげで、仕事やお金に困らず生活することができています。
妊娠中は働き方を見直すタイミングにベストだと思うので、ぜひみなさんも将来どのような仕事や生活をしていきたいか考えてみてくださいね。